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VRChatフルトラを3点から始める最安構成ガイド2026

この記事の要点 ・VRChatの「点数」は頭+両手込みで数える。下半身トラッカー(腰+両足)を足すと6点がFBT最小実用ライン ・製品選びは「装着トラッカー本数(腰+足=3本→胸追加=5本→膝も=フルセット)」軸で考えると最安到達ルートが見える ・最安完成品はSlimeVR v1.2 Lower-Body Set(5トラッカー・$219目安)、長時間電池の手軽さはHaritoraX 2($299目安) ・価格は取得時点(2026-06)の公式系目安。地域・関税で変動するため最終確認は各公式ページで

VRChatのフルトラ(フルボディトラッキング/FBT)を「3点から最安で始めたい」という相談はよくありますが、ここには用語の落とし穴があります。VRChatが言う「点数」は頭+両手込みで数えるため、よく言う3点=半身(頭+両手のみ)で、下半身は実はトラッキングされていません。この記事では、混同しやすい「VRChat公称の点数」と「実際に体に着けるトラッカー本数」を別軸に分けて整理し、腰+両足の最小構成から最安で到達するルートを判断フレーム化します。価格はすべて取得時点(2026-06)の公式系目安として扱ってください。

VRChatの「3点」と「フルトラ」は何が違うのですか?

結論から言うと、VRChatの3点は頭+両手のみ(半身)で、下半身は手続き的なアニメで動いているだけで実際には追跡されていません。腰+両足のトラッカーを追加して初めて下半身が動き、このとき点数は6点(頭2+手2+腰1+足2)になります。つまりVRChatで「FBTを始める」とは、6点の最小実用構成を組むことを指します。

ここで起きやすいのが用語の混同です。「3点から始める」と言うときの3は、多くの場合体に着けるトラッカーの本数(腰1+両足2=3本)を指しています。VRChat公称の点数(頭手込み)と、製品が何本入っているかという本数は別物なので、本記事では下の2軸を常に分けて扱います。

  • (a) VRChat公称の点数: 頭+両手込みで数える。下半身トラッカー腰+両足で6点がFBT最小実用
  • (b) 装着トラッカー本数: 腰+足=3本 → 胸追加=5本 → 膝も足す=フルセット。SlimeVR/HaritoraXの製品構成はこちらの軸と整合

フルトラの仕組みそのものを先に押さえたい人は、VRChatのフルトラ入門2026|仕組み・必要機材・構成パターンを徹底解説を読むと、この後の本数別の話が理解しやすくなります。

何本のトラッカーで、何ができるのですか?

下半身を動かす最小は腰+両足の3本ですが、製品の標準キットは胸を含む5〜6本構成が基本です。理由は、胸トラッカーがあると体の向きと前傾が安定し、膝も推定で取りやすくなるためです。本数が増えるほど、座る・寝そべる・足を組む・しゃがむといった動きの再現度が上がります。下の表は(a)VRChat公称点数と(b)装着本数を分けて整理したものです。

装着トラッカー本数(b)内訳VRChat公称点数(a)できること総額目安(取得時点2026-06)
3本腰+両足首6点下半身FBT最小。座る・足を組む・しゃがむが反映完成品の単独キットは基本なし(下記注)
5本胸+両もも+両足首6点+α体の向き・前傾が安定、膝もボーナスで推定SlimeVR v1.2 Lower-Body Set 約$219
6本胸+腰+両もも(膝)+両足首 等6〜8点膝の曲げ伸ばしまで安定、ダンス向きHaritoraX 2 標準 約$299 / SlimeVR Core 約$279
6本+拡張上記+両肘 等8〜10点肘・上半身まで表現。IK 2.0で最大8〜10点対応HaritoraX 2+肘拡張 / SlimeVRフルセット
装着トラッカー本数とVRChat公称点数の対応、およびできることと総額目安を整理した対応表と最安到達ルートの分岐図
▲本数(3/5/6+)×できること×総額目安の対応と、最安到達ルートの分岐

注意点として、腰+両足だけ(3本)の完成品キットは標準では用意されていません。SlimeVRは脚を動かすのに最低5トラッカー(胸+両もも+両足首)を基準とし、HaritoraX 2は標準で胸+腰+脚の4センサ=6点構成です。したがって「3本から始める」は実質、5〜6本の標準キットでVRChat公称6点のFBTを始めるという読み替えになります。膝はボーナスで取れるため、最小キットでも十分に下半身フルトラを楽しめます。

最安で到達するには、どのルートを選べばいいですか?

費用を最優先するならSlimeVR v1.2のLower-Body Set(5トラッカー・約$219)が完成品の最安級ラインです。手軽さと長時間電池を取るならHaritoraX 2(6点・約$299・電池約80時間)が基準になります。両方ともベースステーション不要のIMU方式で、追加のライトハウスを買わずに済むのが総額面で大きな利点です。下の判断フレームで自分の優先順位に当てはめてください。

  • とにかく安く・手間は許容できる → SlimeVR v1.2 Lower-Body Set(5トラッカー・約$219)。胸込みで膝までボーナス取得可。さらに安くしたいなら基板自作(DIY)も選べる
  • 完成品で手軽に・電池長持ち重視 → HaritoraX 2 標準セット(6点・約$299・電池約80時間)。9軸IMUで地磁気併用
  • ドリフトを極力減らしたい → HaritoraX 2 + Add-on R(光学アシスト・約$149/2026年春発売予告)で合計約$448のドリフトフリー6点FBT
  • 最新世代で本数を増やしたい → SlimeVR Butterfly Core Set(6トラッカー・約$279〜)。最大48時間電池の新系統

ベースステーション不要のIMU方式は、カメラやライトハウスを使わないため死角がなく、布団や服で覆われてもトラッキングロストしないのが共通の強みです。弱点は回転ドリフト(rotational drift)ですが、HaritoraX 2は地磁気センサ併用で「1時間使ってもドリフトしない」と公称し(約10分ごとの体の動きが精度維持に推奨)、SlimeVRもv1.2でICM-45686+QMC6309(地磁気)を採用してドリフトを改善しています。

DIY基板自作はSlimeVRのみ選べ、部品実装の手間と技術は要りますが価格をさらに下げられます。ただし本数×部品相場で総額が変わるため、確定額はここでは断定しません(自作の詳しい流れは別途解説予定)。最安と手軽さのどちらを取るかは、はんだ付けや設定が好きかどうかで判断するとよいでしょう。さらに踏み込んだ予算別の考え方はVRChatのフルトラを安く始める方法2026|予算別おすすめ構成と注意点で、最安・コスパ・安心の3段階に整理しています。

SlimeVRとHaritoraX 2、価格と中身はどう違いますか?

完成品の最安はSlimeVR、オールインワンの手軽さはHaritoraX 2、という住み分けです。両方ともIMU式でベースステーション不要、VRChat公称6点のFBTを成立させられます。下の表で公式系の価格(取得時点2026-06目安)と構成を並べます。

製品本数/点数価格(目安・USD)特徴電池
SlimeVR v1.2 Lower-Body Set5トラッカー(胸+両もも+両足首)約$219完成品の最安級。膝はボーナス取得可。DIY自作で更に安価化可
SlimeVR v1.2 Core Set6トラッカー(6+0構成に更新)約$279〜旧5+1から6本構成へ。ICM-45686+QMC6309
SlimeVR Butterfly Core Set6トラッカー+ドングル約$279〜最新世代nRF52833ベース。最大$788の17本MoCapセットまで最大48時間
HaritoraX 2 標準セット4センサ=6点約$299胸+腰+脚(L/R)。9軸IMU・地磁気併用約80時間
HaritoraX 2 + Add-on R6点(ドリフトフリー)約$448(本体+$149)光学アシストNO DRIFT(2026春発売予告)約80時間
HaritoraX 2 + 肘拡張8点本体+拡張(2センサ)肘追加で上半身も表現約80時間

価格の背景として、SlimeVRのLower-Body Setはlaunch時$185でしたが、2025年8月の対EU15%関税転嫁で値上げされ、2026年2月時点で$219になっています。SlimeVRの「Original Trackers」は公式流通(Crowd Supply・Mouser)のみの取り扱いです。HaritoraX 2には別SKUのPro(2026年7月出荷予定)もあります。価格・在庫・地域別表記は変動するため、必ず各公式ページで最終確認してください。各機の追跡精度・装着感・拡張性の細かな違いは、VRChatフルトラ用トラッカー比較2026|HaritoraX 2・SlimeVR・Vive系を中立評価で個別に整理しています。

なお当メディア独自の実機実測値は未測定です(実測値は順次追加。現状は各公式値/目安)。膝・肘を足して点数を増やす拡張は、VRChat IK 2.0で最大8〜10点まで対応します。SlimeVRの自作・組み立て手順を深掘りしたい場合はSlimeVR自作で安くフルトラを組む手順ガイドもあわせて参照してください(公開後)。

まずどの構成を買えばいいか、一言でいうと?

迷ったら、手間を許容できるなら SlimeVR v1.2 Lower-Body Set(5トラッカー・約$219)、完成品で手軽に始めたいなら HaritoraX 2(6点・約$299)が基準です。どちらもベースステーション不要で、VRChat公称6点の下半身フルトラを成立させられます。あとは「ドリフトをどこまで嫌うか」「電池の持ち」「自作が好きか」で枝分かれするだけです。土台となるPCVR環境が整っていることが前提なので、PC側に不安があればVRChat推奨PCの選び方完全ガイド2026で先に構成を確認しておくと安全です。

よくある質問

Q. 結局VRChatのフルトラは何点・何本から始めればいいですか? A. VRChat公称では6点(頭2+手2+腰1+足2)が下半身フルトラの最小実用です。体に着けるトラッカーは、製品の標準キットだと胸込みの5〜6本が基本になります。腰+両足だけ(3本)の単独完成品キットは標準では用意されていません。

Q. 一番安く完成品で始めるならどれですか? A. 取得時点(2026-06)の目安では、SlimeVR v1.2 Lower-Body Set(5トラッカー・約$219)が完成品の最安級ラインです。胸込みで膝までボーナスで取れます。さらに安くしたい場合はSlimeVRの基板自作(DIY)も選べますが、本数と部品相場で総額が変わります。価格は変動するため公式で確認してください。

Q. ドリフトが心配です。対策込みで安いのは? A. HaritoraX 2(約$299)は地磁気センサ併用でドリフトを抑え「1時間使ってもドリフトしない」と公称しています。さらにドリフトフリーを求めるなら光学アシストのAdd-on R(約$149・2026年春発売予告)を足して合計約$448です。IMU方式は基本的にリセット操作で対処する前提と考えてください。

出典・公式リンク

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